圧迫骨折が原因のことも...
今回は坐骨神経痛に至る原因についてお話してみたいと思います。一般的には、腰部脊椎管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアが原因となり坐骨神経痛に至るケースが多いようですが、それ以外の原因として背骨の圧迫骨折というものがあります。
圧迫骨折というのは、脊柱管を形成する椎骨が潰れることにより他の神経を圧迫してしまうことです。坐骨神経痛の原因となる他、腰痛の原因となったり、背中が丸まり身長が低くなってしまうといった症状に至ります。
背骨から派生する病気や症状は厄介で致命的なものが少なくなく、十分に注意したい体の部位のひとつです。
そもそも、圧迫骨折は骨の内部の密度がスカスカの状態、いわゆる「骨粗しょう症」になり、脆くなった骨がつぶれたり骨折したりしてしまう病気です。カルシウムが常時足りなかったり、加齢によって骨の構造が変化してしまうことで骨粗しょう症に至ります。
骨粗しょう症を防ぐには、皆さんも大体想像はつくと思いますが、なんといっても毎日のカルシウムの適量摂取が有効的です。カルシウムが必要不十分だと、まず骨の内部にある「海綿骨」という組織が減少していきます。
背骨はとくに海綿骨が占める割合が大きい骨ですので、海綿骨が減少すれば簡単に骨がスカスカの状態になってしまうのです。骨粗しょう症と背骨の圧迫骨折は結びつき易いのです。
カルシウムという栄養素はあまりに一般的に認知されているため、逆にその重要性を十分認識できている人は少ないように思います。カルシウムはもちろん主に骨を丈夫に正常に保つために必要な物質なのですが、実は骨だけでなく心臓や脳などの機能を正常に保つためにも重要な物質なのです。
脳や心臓の機能に必要なカルシウムが足りなくなると、不足分を補うため、骨のカルシウムが血液に流れ出します。生命維持という観点からすれば、骨の安全よりも心臓や脳の安全のほうが、優先度が高いためです。
また、加齢によって、カルシウムは効率よく吸収されにくくなってしまいます。若いうちはもちろんですが、年を重ねてからのほうがカルシウムの摂取は重要になってくるのではないでしょうか。
骨粗しょう症を防ぐためには、カルシウムと運動、この二つに限ります。できれば日常的に適度な運動とカルシウム摂取を心がけてみてください。
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