手術の方法
坐骨神経痛は、誤解を恐れずにいえば基本的にはそれほど深刻な症状ではないかもしれません。なぜなら日常レベルの保存療法や心がけで改善できる場合が少なくないからです。しかし、それでも症状が一向に良くならなかったり、合併症の恐れなどがでてきた場合は迷わず手術の決心をするべきでしょう。万が一最悪の場合、歩行障害などになったりする可能性があるからです。そうなってからでは悔やむに悔やみきれませんね。
以上を踏まえまして、今回は坐骨神経痛に対する手術の方法をお話していこうかと思います。
坐骨神経痛を治すということは、原因となっている腰部脊柱管狭窄症を治すための手術を行なうことになります。
そこで、腰部脊柱管狭窄症の代表的な手術である以下の二つ、1神経への圧迫を取り除くための椎弓切除術と、②変形や機能異常が認められる椎間に対しその部分を固定する脊椎固定術についてお話します。
まずは1の椎弓切除術について。
施術はうつ伏せの状態で行われ、全身麻酔で昏睡状態が基本となります。
まずは、腰椎についている筋肉をはがすために、皮膚を切開していき、腰椎の背骨を露出させます。皮膚を切開する範囲は、狭窄症を起こしている部分の数によって異なるため一概には言えませんが、大体6cm~10cmといった場合が多いようです。
そして、経根を圧迫している靭帯や椎間関節といった箇所を丁寧に切除していきます。
この際、腰椎椎間板ヘルニアを併発している場合には、ヘルニアもついでに除去することになります。
また、椎弓切除術には「開窓術(部分椎弓切除術)」と呼ばれる手法もあります。これは狭窄の範囲が限定されている際に行われるもので、神経を圧迫している部分だけを中心に除去しそれ以外の部分は可能な限り残す、という切除術です。
次は2の脊椎固定術についてです。
これは簡単にいってしまえば、人工骨を移植し金属とボルトを用いて腰椎を固定する方法です。これは、腰痛すべり症などの合併症によって、椎弓が切除されて不安定になった腰椎を保護するためのものです。ギブスを体内に装着するようなものですね。
手術後は数日のインターバルを置いたあと、コルセットを装着し、簡単な歩行練習などのリハビリを行っていきます。
坐骨神経痛の対する手術方法は、大体以上のような流れになります。
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